ノンアルコールワインとは
ノンアルコールワインを飲んだことはありますか?
アルコールの入っていないワインは、ただのブドウジュースなのでは!?と思った人がいるかもしれませんが、実はブドウジュースとは製法が違うんです。
お酒に強くない人や車を運転する人や妊婦さんなども安心して飲めると、じわじわ人気が出てきているノンアルコールワインについて解説します。
ノンアルコールワインは、製造工程の違いから大きく2つに分けられます。
まず普通のワインと同じように造ってからアルコールを抜く製法で作られたものと、最初からアルコールが含まれないように造って、後からワインに似た風味付けをする製法で造られるものがあります。
なぜ本物のワインに近い味になるのか
ノンアルコールワインが、なぜ本物のワインに近い味になるのか、不思議ですよね。
「減圧蒸留法」や「逆浸透膜法」など、蒸留することでワインの中に含まれている香り成分などだけを取り除き、アルコール分と水分を分離します。
また、「スピニングコーン」と呼ばれる製法は、製造されたワインに遠心力をかけて、窒素ガスによってアルコールを除去します。
このように、特殊な技法を用いて緻密な作業のもとで造られているので、アルコールが含まれていないのにワインらしい味と香りが楽しめると人気です。
一方で、最初からアルコールが生成されないような発酵の仕方で、ノンアルコールワインを造る方法もあります。原料となるブドウの糖分を少なくしたり、発酵を途中で止めたり、酵母を変えたりして、アルコールが生成されないようにするのです。
日本国内では、こちらの方法で製造されるノンアルコールワインが多く見られます。アルコールを除去する方法で作られたワインよりも、ブドウのジューシーな果実味を強く感じるものが多い傾向があります。
まとめ
ノンアルコールワインとは、単なるブドウジュースではないということがよくおわかりいただけたと思います。
ノンアルコールワインも、普通のワイン用と同じブドウから造られることが多いので、健康や美容に良いと言われているポリフェノールが豊富に含まれています。そして、カロリーも普通のワインの約半分なのも嬉しいポイントです。
特殊な技術と手間ひまをかけて造られた、ワインに近い風味のノンアルコールワインを、お酒を飲めない人はもちろん、休肝日に飲むドリンクとしても上手に取り入れてみてくださいね。
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